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印象派の行方 @ポーラ美術館 [Life]

随分久しぶりの更新、といつも書いている気がするけど、前回のエントリが2011年3月なので実に11ヶ月ぶりの更新。

修士論文の提出、発表が終わって一段落した隙に彼女と箱根旅行へ。
1泊2日の旅行でとても癒された。

その途中で立ち寄ったのがポーラ美術館。バス停を降りると、入り口だけが木々の間から口を開けている。え、この中に本当に美術館があるの?という感じ。中に入ると、光をふんだんに取り入れた明るいロビーが広がっている。箱根という自然豊かな立地を考慮した、とても心地の良い空間だったと言える。

2012.1.21 - 7.8 で印象派の行方という企画展を行なっている。印象派好きとしては逃す手はない!ということで行ってきた、のだけれど、立ち寄ることができたのは40分ほど。もっとゆっくり行きたかったけど、旅程の都合上仕方がなかった。

この企画展は2部構成である。第1部でモネ、ルノワールといった印象派の画家として分類される画家の作品から、その直後の印象派の変化、そしてセザンヌの探求についてとりあげられていて、1880年代から1900年代にかけて印象派というものが形作られ、再検証され、完成度を高めていった様子を順に見ることができる。

一方第2部では20世紀の絵画に多大な影響を与えたと言われている印象派の潮流が実際どのように後の作品に現れているのかを、すでに巨匠となっているモネやルノワールと、彼らよりも若い画家との交流を通じて見せてくれる内容となっていた。第2部で良いと思ったのは、印象派の影響を受けた画家の作品を展示するだけではなく、その時期のモネやルノワールの作品も展示していたということ。印象派を作った巨匠のその後の模索を見ることができたのはとても良かったと思う。

ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画- @国立西洋美術館に行った時にも思ったのだけれど、企画展というものは芸術をどう切り取るか、という視点を提供する一つの作品だという印象を強く受ける企画展だった。本当にもう少しゆっくりしたかったなぁ。
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