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時代の恩恵は誰かが作っている [Life]

この前たまたま人と連絡を取っていたときに、「時代の恩恵ですね」という表現を使った。

このときの文脈では、「便利な世の中になりましたね」と同じ意味だった。

便利になることは効率化するということであって、今までできなかったことができるようになるという側面と、コスト(人件費)の削減という側面があって、それらは表裏一体なので、便利になった分、食えなくなったり、稼ぎが減る人が出てくる。

これは今に始まったことではなくて昔から何度も繰り返されてきたことだけど、現代では、そのスピードが速く、与える影響も大きくなっていってる。

特に情報産業は動きが激しい。

すると、若干飛躍するけど、何を身に付けるかの重要度が増していて、若くて吸収力のある時に何に取り組んで身につけるかが、今後どれくらい良い仕事ができるかに影響する。

となると、本当の意味で価値のあることに取り組むことが大切で、逆に言うとどうでも良いことなんかやってる時間が惜しい。

とはいえ、価値のあることをする事自体難しいし、日々の業務では目の前にある(降ってくる)課題や仕事をひとつずつ片付けていく他ない。

そういう、石みたいなものをたくさん掘りつつ、たまに出てくる価値のある原石を、それが価値があると気づく力をつけるのが急務。

磨けば光る原石に出会えるチャンスがそうたくさんあるとは思えないので、大事にしないとな。

大学時代の先輩が教えてくれた言葉、
"Luck is what happens when preparation meets opportunity"
を思い出しつつ。

Cyber-Pysical System 的な話 [Life]

"A cyber-physical system (CPS) is a system featuring a tight combination of, and coordination between, the system’s computational and physical elements. " [Wikipedia]

CPSというのは簡単に言うと、情報世界と物理世界を結びつけてなんかいいことしましょう、という話。
特に詳しいわけではないのだけれど、今日なんとなく思ったことがあったので、書いておく。

これって結構危険というか、そんなに人間賢くはできてないのではないか、という事について。
ただし全く論理的ではないことに注意。

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タグ:CPS

印象派の行方 @ポーラ美術館 [Life]

随分久しぶりの更新、といつも書いている気がするけど、前回のエントリが2011年3月なので実に11ヶ月ぶりの更新。

修士論文の提出、発表が終わって一段落した隙に彼女と箱根旅行へ。
1泊2日の旅行でとても癒された。

その途中で立ち寄ったのがポーラ美術館。バス停を降りると、入り口だけが木々の間から口を開けている。え、この中に本当に美術館があるの?という感じ。中に入ると、光をふんだんに取り入れた明るいロビーが広がっている。箱根という自然豊かな立地を考慮した、とても心地の良い空間だったと言える。

2012.1.21 - 7.8 で印象派の行方という企画展を行なっている。印象派好きとしては逃す手はない!ということで行ってきた、のだけれど、立ち寄ることができたのは40分ほど。もっとゆっくり行きたかったけど、旅程の都合上仕方がなかった。

この企画展は2部構成である。第1部でモネ、ルノワールといった印象派の画家として分類される画家の作品から、その直後の印象派の変化、そしてセザンヌの探求についてとりあげられていて、1880年代から1900年代にかけて印象派というものが形作られ、再検証され、完成度を高めていった様子を順に見ることができる。

一方第2部では20世紀の絵画に多大な影響を与えたと言われている印象派の潮流が実際どのように後の作品に現れているのかを、すでに巨匠となっているモネやルノワールと、彼らよりも若い画家との交流を通じて見せてくれる内容となっていた。第2部で良いと思ったのは、印象派の影響を受けた画家の作品を展示するだけではなく、その時期のモネやルノワールの作品も展示していたということ。印象派を作った巨匠のその後の模索を見ることができたのはとても良かったと思う。

ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画- @国立西洋美術館に行った時にも思ったのだけれど、企画展というものは芸術をどう切り取るか、という視点を提供する一つの作品だという印象を強く受ける企画展だった。本当にもう少しゆっくりしたかったなぁ。

いったり、きたり [Life]

ずいぶんひさしぶりだけど日記を書こう。最近考えていることをすこしでも整理できればと思って書くことにする。

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輪講終わって東京都庭園美術館 [Life]

前回のエントリから随分期間が空いてしまった。

月1くらいではかけたらいいなと思っているんだけれどね。

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梅雨 [Life]

結局6月は1エントリーだったな。
書きたいと思うような話題がない時にはそんなもん。

さてと、今回も徒然なるままに書き連ねようかなと。

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梅雨。
ジメジメしててもうすでに嫌になってる。
そんな時はドライ…と思うけど、僕の部屋の冷房、雨が降ってると効かないみたい。
室外機がダメっぽいんだけど、大家さんに直してもらおうかなぁ。
ただ、晴れてると普通に使えるから再現性がないのかも。だとしたらめんどい。。

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サークルのイベントで東武動物公園横の某私立大に行ってきました。
学内に博物館などあって驚いた。SLが保管されてて、あとは旋盤とかの工業機器がものすごい数保管されていた。
機械系ではないので、どうやって使うのかとかが全く分からなかったけど、あのコレクションだけでも相当すごいんじゃないでしょうか。

そのあとは飲み会で大学OBの人から私大の事情をいろいろと聞いて参考になった。
私大ってOBが大学経営に結構深く関わっているみたい。
実は国公立でも自分たちが知らないだけでそうだったりするんだろうか。。

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就活始めました。
ついに自分も就活生の仲間入りです。
まずは夏のインターンから、と思っているけど、あまり情報交換できる友人がいないのでそれが心配。
とりあえずは自前でサーバーを持っていて、クラウドサービスやらwebサービスを提供している企業へ行ってみるつもり。

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並列プログラミングに悪戦苦闘、だけど楽しい。
うちの研究室では今、3年生の演習で並列プログラミングをやっていて、その面倒をみている。
openmpとcudaによるプログラムの高速化を図っているわけだけど、特にcudaはハマる。
デバッグの手伝いとかするわけだけど、気づいたら自分の方が夢中になっていたりすることもあって、ハッとする。

とりあえずcudaを使う前には一度devicequeryなどして正しくcudaが使えることを確認しましょう。
ここでハマると切なくなれる。

さて、来週の水曜日が発表。3年生がんばってくれー。

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FF14ベンチマークを試す。

上でcudaを使ったと言ったけど、そのためにかなり高性能なgpuを買ってもらってたりする。
要求スペックが高すぎるという評判のFF14だけど、いかほどのものなのか試そうとそのベンチマークを試してみた。

PCのスペックは
CPU AMD PhenomII 6コア
GPU GeForce 470 *2 (SLI)

ということで動かしてみたものの、スコアはhigh(HD)で3800程度。
これはやや快適にプレイできる環境らしい。
470を1枚だと3000程度だったので、SLIによる効果はx1.3程ということになる。

何かいまいちだなーと。cudaとか使わずに性能目的だったら、もう1ランク良いgpuを1つどーんと積んだ方が性能でも電力でも良いということになるね。

それにしてもgpuをフル稼働させたときの排熱はハンパない。完全に暖房。

いろんなボードのスコアを見るとATIのハイエンドが有利のよう。
NVIDIAがんばれ。

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週末は6m&downコンテスト

全然準備できてない、やばい。って感じだけど、何とかなるっっしょーという感じで乗りきりたい考え。え、え。


今回はこんな感じで。では。

もう6月 [Life]

気がついたら6月。
早い早い。うかうかしてるとあっという間にM1終わってしまうわ。

注)ものすごいグダグダな日記

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卒論と引越し [Life]

まずは卒論

卒論の最終提出が終了。
2月10日に提出、2月18日に審査(発表)、そして3月5日に最終提出という日程が途中担当教官に破門されそうになりながらもやっと終了。

自分の学科の卒論期間は10月から5ヶ月間。他の学科と比較すると短い期間ではあったけれど、この5ヶ月間は精神的には本当に長かった。
初めての研究活動がはじめからうまう行くとは思っていなかったけれど、毎日悩み続けることになるとは思っていなかった。英語の論文の内容がなかなか頭に入ってこないこと、プレゼンをしても言いたいことがうまく伝わらないこと、自分のスキルが実験を行うのに十分でないこと、などなど。
クリアできたものもあれば、繕ってなんとかしたものもあるので今後も悪戦苦闘することになりそう。

論文が書きあがったのはタイムリミットの15分前で、リミットの1時間前くらいの時には本気で間に合わないのではないかと思っていた。
それでもなんとか提出にこぎつけ、審査、最終提出まで持ってこれた。
最後まで熱心に指導してくださった研究室のスタッフさんや励ましてくれたたくさんの人たちのおかげ。感謝しないと。

卒論を終えてみた率直な感想としては、研究室に入ってみて初めて自分が身を置いている環境のレベルの高さというのを実感した気がする。
これまでも優秀な人たちに囲まれていたということは間違いないのだけれど、研究では事あるごとに自分が試される。そのような中で自分だけではなく自分のおかれている環境についても再発見することができた、というわけ。要求レベル高いんだよなぁ。当たり前にできるべき事なのかもしれないけれど。。

大学院

大学院へ進学が決まっているのでこれから少なくとも2年間は研究生活が続くわけだけど、研究中のモチベーションの維持や、他の活動との両立について大きな課題が発見されたと思っているので、もがきながらになるとは思うが解を探していきたい。

でもそれらのことっていうのは研究をするためのサブ問題なわけで、もっと根本的な問題はこの2年間をどう過ごすかっていうこと。
ほどほどに頑張って卒業できれば良いという気もするし、はじめからそう考えていたら卒業すらしんどくて成果どころではなくなってしまうという気もする。
どちらにせよ、今の時期に持っている志以上の物がこれから芽生えるという気もしないし、芽生えたところで2年はあっという間。
頑張ればそれに越したことはないけど、頑張れば頑張っただけタスクが量、質ともに増大するのでキリがない。キリがないって思ってしまうとモチベーションはなくなってしまうのが現実。

このことを考えることは何のために大学院に進学するのか、とか考えることと同じだなぁ。
この手の問題にロクな解を持って何かに取り組んだ経験ってのがほとんどないので苦手。来年度は就活もあるし、考えてみる必要があるっていうことはわかってるんだけど。

続いて引越し

大学卒業を契機に学生寮を出て下宿することにした。
不動産屋で契約をして部屋を借りるというのは初めてのこと。

これが思っていた以上に大変だった。
みんなこんな大変なことをしてたのか!ってな具合に。
やること多すぎ。

もう自分の事で親の手は借りまいと思っていたけれど、引越しを手伝ってもらってしまった。
友人宅に家電や机をもらいにいくためにレンタカーを運転する必要があったんだけど、自分でハイエース@東京は怖かったので。日帰りで岐阜から東京に出てきてくれて車の運転をしてくれたことはおそらくずっと忘れないだろうな。
もちろん親の労力を最小化するべく事前の準備をできるだけしていて、そのおかげでずいぶんスムーズに事が運んだと思っているが、卒論と時期が重なっていたこともあり、自分のキャパのなさを痛感するイベントだった。
自分でスケジュールしたこととはいえ、卒論終盤で引越しを計画、実行するというのはなかなかチャレンジングだった。
タスクのマネージメントをもう少し楽にしたいもんだね。

部屋は寮よりも広くなって、いつでもお湯がでて好きなときに入れるお風呂があってとても快適。
まだ片付けきれていないけど、とても気に入ってる。
でもなによりいいのは、寮ではベッドに布団を引きっぱなしだったのが、たたんで片付けられるようになったこと。横になれる場所が常にあるとついついごろごろしちゃうんだよね。

コーヒーが好きなので早速コーヒー用品を一通り揃えてしまった。
ミル、ドリッパーなどなど。これらは引っ越したら買おうと前々から考えていたものたち。アマゾンでたくさん買い物をしてしまったので、引越して1週間で宅配便のドライバーに覚えられちゃった。
やはりその都度豆を挽いていれるコーヒーは格別。たしかに手間はかかるけど、豆のままなら多少の保存は効くし、暇のある時に楽しみたいなーと。

今のところは自炊…しているけど、また学期が始まって授業とかあって、研究が本格的になると無理かもなぁ。まぁ先のことはわからんな。

そんなこんなでぼちぼちがんばらんといかんですね。では。


引越し準備 [Life]

引越というのはなかなかエネルギーがいるものだということがわかった。

とりあえず部屋は決めたものの様々な手続きやら連絡をしまくらないといけない。

そして今の部屋を片付ける。

大変だー。

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卒論からの逃避 [Life]

10日になんとか卒論を提出し、明後日(日付的には明日なのだけれど)にプレゼンを控えた今になってちょっと逃避のエントリー。
数日前まではエントリーをしようという気力すらなかったことを考えるとずいぶんマシになったもんだ。


今回号のPenがすごい

このブログのサイドバーに広告を出している雑誌、Pen。 一応アフェリエイトだけど、クリックして年間購読したひとがいない限り良いことはないので、営利目的と言うよりは単なる宣伝、といった感じ。
デザインや芸術に関する特集が多い雑誌だけれど、ときどき「完全保存版」と銘打って気合の入った特集がなされる号がある。
今回はその完全保存版の号で、特集は「キリスト教とは何か。」

Penオフィシャルサイトのアブストを引用すると
美しさに目を奪われるとき、そこに理屈は不要だ。
ただ直截的に感じればいい。
しかし──より理解を深めることで、
本質が見えてくることもある。
ヨーロッパの都市を訪れた際に、多くの人が
美術館や教会に足を踏み入れるだろう。
そして、古い芸術作品を目にして、こう感じるはずだ。
「キリスト教のことをもっと知っていたら、
より楽しめるのに……」
今号のPenは、どんな本よりもやさしく、
キリスト教を解き明かします。
おさえておくべきエピソードや歴史に残る名場面も満載。
これを読めば、西洋絵画や教会建築が
もっと面白くなること間違いなし!の完全保存版です。

ということで、美術館で西洋絵画を見る度に感じていた、「キリスト教の背景を知らない限り絵の本当の意味は分からないなぁ」という思いに応えてくれる内容。

そもそも、聖書の一場面を描いた絵は宗教のための絵なわけで、特に、美しく描いたようなものは宗教の世界観を美化するためのようなもの。もともと宗教のために描かれた絵を理解するためにその宗教に近づく、というのはなんとなく違和感を感じる。だからなのか、美術館等で絵の宗教的な背景について深く触れるような解説が加えられているのは見たことがない。

でも、絵を美しいと思ったなら、どのようにしてこんな美しい絵が描かれたのだろう?という疑問が生じると思うわけ。やはり背景というかストーリーは大事だからね(スライド作りで毎回言われていること苦笑)。僕はずっとそう思っていて、それでも自分から勉強したと言うわけではないのだけれど、こんな本が欲しかった。

そこへ来てのこの特集。買わない手はないでしょ。良くある「絵の中に散りばめられた象徴」に関してもわずかながら解説がされていて、親切な内容になってる。

もう一つ、良く練られてるなぁと思うポイントは、絵の紹介の仕方。聖書のストーリーに沿って、場面々々の有名な絵を紹介しているのだけれど、様々な年代や作者の絵が紹介されているのが気に入った。芸術を学問だと捉える考え方だと、やっぱり国ごととか作者ごとっていう括りでカテゴライズしていくわけで、美術館での多くの展示もそうなっている。だけどこれって、初心者だとか、いろんな絵を広く見渡したい人にはわかりにくい展示の仕方だと思うわけ。この前見た展示はそうでなかったのでブログにも書いたのだけれど、横断的な展示とかピックアップって準備する側は大変だと思うけど、見る側は面白いよね。

というわけでおすすめ。


音楽って偉大だ

わかりきっている話ではあるけれど。卒論を苦しみながら乗り越える過程で(まだ終わってないけど)思った。やっぱり辛いと思ってる時って気持ちが敏感になってるというか、感受性が高くなっているので、音楽を聞いた時の印象が変わる。そして、立ち止まったりやめたくなっても音楽はどんどん先へと進んでいく。そのリズムのおかげで提出にこぎつけたという気が結構するので、音楽ってすごいなあと。

最近よく聞いているのはOTTAVA。クラシックを一日中流しているインターネットラジオなんだけれど、ちゃんとDJがいて、リクエストに応えてくれたり、メールが読まれたり。月ごとの企画を立ててる番組もあって、熱い。

興味のある人は是非!



さーて、そろそろ逃避はやめてスライド作るかな


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