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卒論からの逃避 [Life]

10日になんとか卒論を提出し、明後日(日付的には明日なのだけれど)にプレゼンを控えた今になってちょっと逃避のエントリー。
数日前まではエントリーをしようという気力すらなかったことを考えるとずいぶんマシになったもんだ。


今回号のPenがすごい

このブログのサイドバーに広告を出している雑誌、Pen。 一応アフェリエイトだけど、クリックして年間購読したひとがいない限り良いことはないので、営利目的と言うよりは単なる宣伝、といった感じ。
デザインや芸術に関する特集が多い雑誌だけれど、ときどき「完全保存版」と銘打って気合の入った特集がなされる号がある。
今回はその完全保存版の号で、特集は「キリスト教とは何か。」

Penオフィシャルサイトのアブストを引用すると
美しさに目を奪われるとき、そこに理屈は不要だ。
ただ直截的に感じればいい。
しかし──より理解を深めることで、
本質が見えてくることもある。
ヨーロッパの都市を訪れた際に、多くの人が
美術館や教会に足を踏み入れるだろう。
そして、古い芸術作品を目にして、こう感じるはずだ。
「キリスト教のことをもっと知っていたら、
より楽しめるのに……」
今号のPenは、どんな本よりもやさしく、
キリスト教を解き明かします。
おさえておくべきエピソードや歴史に残る名場面も満載。
これを読めば、西洋絵画や教会建築が
もっと面白くなること間違いなし!の完全保存版です。

ということで、美術館で西洋絵画を見る度に感じていた、「キリスト教の背景を知らない限り絵の本当の意味は分からないなぁ」という思いに応えてくれる内容。

そもそも、聖書の一場面を描いた絵は宗教のための絵なわけで、特に、美しく描いたようなものは宗教の世界観を美化するためのようなもの。もともと宗教のために描かれた絵を理解するためにその宗教に近づく、というのはなんとなく違和感を感じる。だからなのか、美術館等で絵の宗教的な背景について深く触れるような解説が加えられているのは見たことがない。

でも、絵を美しいと思ったなら、どのようにしてこんな美しい絵が描かれたのだろう?という疑問が生じると思うわけ。やはり背景というかストーリーは大事だからね(スライド作りで毎回言われていること苦笑)。僕はずっとそう思っていて、それでも自分から勉強したと言うわけではないのだけれど、こんな本が欲しかった。

そこへ来てのこの特集。買わない手はないでしょ。良くある「絵の中に散りばめられた象徴」に関してもわずかながら解説がされていて、親切な内容になってる。

もう一つ、良く練られてるなぁと思うポイントは、絵の紹介の仕方。聖書のストーリーに沿って、場面々々の有名な絵を紹介しているのだけれど、様々な年代や作者の絵が紹介されているのが気に入った。芸術を学問だと捉える考え方だと、やっぱり国ごととか作者ごとっていう括りでカテゴライズしていくわけで、美術館での多くの展示もそうなっている。だけどこれって、初心者だとか、いろんな絵を広く見渡したい人にはわかりにくい展示の仕方だと思うわけ。この前見た展示はそうでなかったのでブログにも書いたのだけれど、横断的な展示とかピックアップって準備する側は大変だと思うけど、見る側は面白いよね。

というわけでおすすめ。


音楽って偉大だ

わかりきっている話ではあるけれど。卒論を苦しみながら乗り越える過程で(まだ終わってないけど)思った。やっぱり辛いと思ってる時って気持ちが敏感になってるというか、感受性が高くなっているので、音楽を聞いた時の印象が変わる。そして、立ち止まったりやめたくなっても音楽はどんどん先へと進んでいく。そのリズムのおかげで提出にこぎつけたという気が結構するので、音楽ってすごいなあと。

最近よく聞いているのはOTTAVA。クラシックを一日中流しているインターネットラジオなんだけれど、ちゃんとDJがいて、リクエストに応えてくれたり、メールが読まれたり。月ごとの企画を立ててる番組もあって、熱い。

興味のある人は是非!



さーて、そろそろ逃避はやめてスライド作るかな


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