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いったり、きたり [Life]

ずいぶんひさしぶりだけど日記を書こう。最近考えていることをすこしでも整理できればと思って書くことにする。
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まずは 受験生頑張れ という話。

縁あって文系の高3生の指導を続けている。一応国公立の2次試験で数学があるので、その指導はしているものの、受験という観点からすると、数学という科目の貢献度は決して高くない。それよりも英国社の重要度のほうが圧倒的に高い。

彼が文系に進学した時からこうなることは分かっていたので、数学を指導しつつ、他の科目にも応用できるようなものの考え方や見方を自分なりに伝えてきたつもりだ。その思いが彼にどの程度貢献したのかはわからないが、12月頃から徐々に実力が付いて来ていると思う。

自分の生徒はもちろん、受験生のみなさんにはこれまで頑張ってきた成果を発揮して欲しい。

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当時を振り返って。

大学受験生の指導をしていると、5年前の自分のことを思い出す。進路について悩んだり、友人と夢を語ったりしたな、と。生徒には進路は自分で決めなさいと口うるさく言っているが、そうやって言うのは自分ができていないから、というのが大きい。大学にしたって、受験先を悩んでいたあのとき背中を押してくれた友人がいたから今自分がここにいると感じているし、自分で強く願って進路を選んだという記憶がいまいちない。

就職活動をする今、また選択を迫られている。はっきり言ってこういうのは苦手。しかも今度は考慮するべき項目が非常に多い。もっとシンプルにやりたいことは、と考えれば良いのだろう。でも、安定を求める自分と、自らの可能性をより発揮し得る選択をしたい自分とが交互に囁いてくる。そもそもそれらは排反なことではないから、どちらか一方ということはないのだけれど。。

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いったり、きたり

いろいろと考えていると、どの大きさの舞台を想定するのか、というのがポイントだと思い始めた。舞台の大きさというのはコミュニティの範囲のこと。それは家族、ローカルな社会、会社、地域、国家、世界といったようにスケールしていくものであって、自分はこれらのコミュニティ全てに属している。
重要だと感じるのは、それらのどの志向を強く持つのかによって身の振る舞いが変わると思っているからだ。

自分の中でいまいち分かっていないのが、これらのコミュニティに対してどのように向きあえばQOLがより向上するのかというビジョン。そんなもんは自分で見つけるものだ、とお叱りを受けてしまいそうだが、以前の日本社会ではこれらのコミュニティに対する態度は今よりも随分規定されていたと思う。ところが今はそれが崩れている(今だってあるよ!という反論があるだろうけどそれは程度の問題である)。

「コミュニティとどのように接しようがそれは個人の価値観で、自由だ!」という革新がバブルが崩壊した時に大きく起こったとロクに社会科目を勉強していない僕は勝手に思っている。経済成長を担保にみんな一生懸命働いていたけど、それが絶対ではないと知って、みんな何を信じていいのかわからなくなった(もちろんこういうことは歴史上の様々な局面で起きていることだと思う)。もしも自分がそんなころに生きていたとすると、そのことに不平不満をいっただろうが、それはそれでラクだろうなと思う(その場合ラクをしているとは感じないのだけれど)。

今はもう、どういうコミュニティの中で生きて、自分の能力を発揮して貢献するか、また、その配分を自分で決めないといけない。そしておそらくそれは就職を考えるにあたって重要である。

と、ここまで書いてきたようなことを考えつつ、 自分はどうしたいのか、というのが難しい。頭の中でいろいろとシミュレーションをしてみるものの結論はでない。結論が出るような類の問題ではないのだろう。それでも今自分はこう思う、という何かは必要である。具体的にイメージできる範囲で考えるのはラクだが、それは自分の可能性を狭めてしまいやしないか、と思ったり、それでも自分(とその周囲にいてくれる人たち)がよければいいんだよな、と思ったりする。どんな自分でありたいかというのが実現できるように努力できればいいんだろうけど。。

10人いれば10通りの志向がありえると思う。そして、それらに優劣はないと思いたい。思いたいけれど、実際には優劣はある。たとえばその人の影響力という観点で見れば差があるのは明らかである。ただしそれらは互いに尊重されるべきであって否定されるべきではない。どんな観点で測るかが決まらないからだ。

同世代の人やいわゆる大人はビジョンを持っているんだろうか。軸のとり方がいいのか分からないが他の人の考えを聞いてみたい。このような問題について思考停止している人が多いんじゃないか、という気もするし。

#実はこんなことは就職先を選ぶ上では些細な問題であって、とりあえず自分なりの答えが必要な気がしてしまっていることの方が重症なのかもしれない。
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